つっこめるポイントは山ほどあるが、本書の主な問題点は以下の通り:
1. 国際分散投資に捉われるなと書いているが、実際に推奨ポートフォリオは国際分散投資になっており矛盾している。
2. 長期投資に捉われるなと書いているが、実際に推奨ポートフォリオのうち、30%〜50%は外貨預金(外貨MFF)の長期投資となっており矛盾している。
3. 株式のタイミング投資を推奨しているが、長期投資よりもリターンが高いとする根拠が示されていない。
4. 金融工学を否定しているが、推奨ポートフォリオの根拠は金融工学を用いている。
5. 短期債よりも長期債の方がリターンが高いが、債券は単に分かりにくいからという理由で外貨預金(外貨MFF)を推奨している。
6. 国家破綻を懸念して一定の外貨預金を持つべきと書いているが、なぜか推奨しているのは邦銀の外貨預金口座。
関連記事:
・山崎元「新しい株式投資論〜合理的へそ曲がりのすすめ」
1. 国際分散投資に捉われるなと書いているが、実際に推奨ポートフォリオは国際分散投資になっており矛盾している。
2. 長期投資に捉われるなと書いているが、実際に推奨ポートフォリオのうち、30%〜50%は外貨預金(外貨MFF)の長期投資となっており矛盾している。
3. 株式のタイミング投資を推奨しているが、長期投資よりもリターンが高いとする根拠が示されていない。
4. 金融工学を否定しているが、推奨ポートフォリオの根拠は金融工学を用いている。
5. 短期債よりも長期債の方がリターンが高いが、債券は単に分かりにくいからという理由で外貨預金(外貨MFF)を推奨している。
6. 国家破綻を懸念して一定の外貨預金を持つべきと書いているが、なぜか推奨しているのは邦銀の外貨預金口座。
関連記事:
・山崎元「新しい株式投資論〜合理的へそ曲がりのすすめ」
- 2008.11.13 Thursday
- カテゴリ:資産運用全般
- comments(35)
相場が下落した後からなら何とでも言えます。
また、国際分散投資を否定する時の論理性と、代案としてのタイミング投資を推奨する時の論理性に、大きなアンバランスさを感じました。
否定することに一生懸命で、代案は薄っぺらくボロボロというどこかの政党を彷彿とさせます。
なお、本書を読んでどう思うか?というコメントが弊ブログに多数寄せられていることから、本書を読んで不安になってしまった投資家が相当数いるのではないかと想像しています。
なんともはや。