プレスブログをヒットさせたエニグモの危うさ



須田将啓・田中禎人著「謎の会社、世界を変える。エニグモの挑戦」を読んだ。本書は、バイマプレスブログなどのウェブサービスを立ち上げたITベンチャー企業「エニグモ」の軌跡を描いた本だ。
プレスブログは、ブロガーが依頼主企業の広告記事を書いてお小遣いをゲットする仕組み。爆発的にヒットし、現在では同種のサービスはたくさんあるが、プレスブログが最初に立ち上げたサービス。

しかし、このウェブサービスは質の低いブログを大量増産してしまった。広告主の中には法的に問題がありそうなものもある。プレスブログによる広告主かどうかは分からないが、例えば、本ブログで投資詐欺の可能性があると批判したバルチックカレーの中国フランチャイズは、ブログ広告記事サービスで拡大させていた。私は多くのバルチックカレーの中国フランチャイズ紹介記事を読んだが、非常に質の低いものであった。

エニグモは日本政策投資銀行や三菱東京UFJ銀行からの第三者割当増資を受けており、現在かなり注目されているITベンチャーである。しかし、プレスブログのビジネスモデルは、一種の「邪悪さ」をはらんでいるだけに、エニグモの立ち位置は若干危うい気がする。

関連記事:
・バルチックカレー中国投資の問題点

コメント
DeNAの「モバゲータウン」というビジネスモデルも一種の「邪悪さ」をはらんでいると思います。

3月30日のがっちりマンデーを見た限りでは、アバターの着せ替えが有料で、着せ替えするアイテムを買うためにモバゲー内で買い物をさせるというシステムでした。入会時に一定額の仮想通貨が付与され、それを使ってアイテムを買います。もっとアイテムを買いたければ、広告をクリックしたり、携帯電話の着信メロディをダウンロードしたりなど、買い物をしなければいけません。(社会心理学のfoot in the doorというテクニックを連想します)利用者は、携帯電話をよく利用する10代〜30代です。買い物依存症患者を作り出して、お金を巻き上げて利益を得ているような気がします。会社側は、いろいろな健全化への取り組みをしているので、少し考えすぎでしょうか。ご意見をお待ちしています。
  • solvency
  • 2008/04/10 1:06 PM
以前、バイラルマーケティングを取り上げたテレビ番組に顔出しで登場した女子大生“カリスマ”ブロガーのブログが炎上したことがありましたよね。
(参考:http://www.j-cast.com/2006/11/07003721.html

バレたら消費者の反感を買うかもしれない宣伝活動にわざわざお金を出すなんて、まともな企業のすることとは思えませんが。

少なくとも読者が誤解していることを承知の上で利用する企業を私は信用する気になりませんね。


>買い物依存症患者を作り出して、お金を巻き上げて利益を得ているような気がします。

それを心配するのはいくらなんでも過保護すぎるかと。
  • くわつき
  • 2008/04/11 1:27 AM
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