ラップ口座は割高バランス型ファンドか?

ラップ口座とは、セパレートリー・マネージド・アカウント(SMA)とも言われ、証券会社が、投資家ごとに専用の口座で一括して資産運用を行い、運用資産残高に応じて手数料を徴収する仕組みの富裕層向けの口座のこと。2004年、証券取引法が改正され、各証券会社でSMAの取り扱いが本格化した。今年一発目の記事は、この有効性について考えてみたい。
日本で扱っている主なSMAと最低投資金額は以下の通り。
・ダイワSMA(大和証券):5000万円以上
・日興SMA(日興コーディアル証券):1000万円以上
・野村SMA(野村證券):3億円以上
・新光資産運用ラップ(新光証券):2000万円以上

各証券会社のウェブサイトには一人ひとりのニーズに合わせて資産運用を行うということが書かれている。しかし、よく読むと実際には、いくつかのパターンの組み合わせでしかない。これでは、結局のところ「微調整の出来るバランス型ファンド」に過ぎないのではないだろうか?

気になる手数料だが、新光証券以外は表示されていないので、新光証券のものを例にとるが、最低でも資産額に対して年間2〜3%程度の手数料が取られるようである。いくら販売手数料が無料とはいえ、投資信託の信託報酬と比較するとかなり割高になる。資産配分について特に勉強するつもりがなければ、バランス型ファンドに投資したほうが良いのではないだろうか?

そして、少し資産配分のことを勉強すれば、インデックスファンドなど手数料の割安な投資信託を組み合わせて、資産運用をすることは誰にでも簡単に出来る。裕福な個人投資家にとって、SMAは本当に必要性なサービスなのだろうか?

関連記事:
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⇒ラップは「包む」という意味ですが、証券会社が投資家の意向に基づいて資産の運用、管理を一括して引き受ける「ラップ口座」が、いま団塊世代の富裕層の間で人気を集めています。 日本には昨年末の時点で、100万ドル(約1億1000万円)以上の純資産を持つ個
  • 団塊ジャーナル
  • 2006/01/01 2:13 PM

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