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アポロ宇宙船と長期インデックス投資の共通点〜不要なものは捨てて分離して管理すること

ワシントンDC中心部のスミソニアンにある国立航空宇宙博物館本館に行ってみた。本館は約10年ぶり、2度目の訪問になる。
本館も別館同様、膨大な数の飛行機・宇宙船・ロケットが展示されているが、本館の展示の中で最も興味深かったのはアポロ計画に関する一連の展示だった。

別館がスペースシャトルを中心に置いているのに対して、本館はアポロ計画に関する展示が多い。スペースシャトルが再利用可能な宇宙船として開発されたのに対して、アポロ宇宙船は基本的に使い捨てで、分離と合体を繰り返すことでミッション達成のための最適化が図られていることが分かった。

アポロ宇宙船は、大きく分けて司令・機械船月面着陸船の2つに分かれている。司令・機械船は、宇宙空間での移動のためのモジュールで司令船と機械船に分かれ、機械船は大気圏突入時に破壊・消滅し、最終的に帰還するのは円錐形の司令船のみである(大人3人が乗るにはものすごく小さい)。月面着陸船は、月面着陸と月面からの帰還のためのモジュールで、下降段と上昇段によって構成され、月面からの帰還時は上昇段のみとなる。

これらのモジュールが分離と合体を繰り返して月面着陸と帰還のミッションを達成することになる。アポロ宇宙船は、スペースシャトルのように美しいデザインではない。しかし、モジュールに分離して運用することに着眼した構想力がすごいと思った。機械モノのアニメには合体するとパワーアップするストーリーが多いが、アポロ宇宙船の合体・分離がストーリーに影響を与えているのかもしれないと思った。

国立航空宇宙博物館本館にはソ連が開発したソユーズ宇宙船も展示してあるが、このソユーズ宇宙船のデザインはアポロよりもさらにダサい。しかし、スペースシャトルが引退した今、国際宇宙ステーション(ISS)に人を運べる宇宙船はソユーズしかなく、ソユーズは改良を繰り返して最も安全で経済的な有人宇宙船と言われているから不思議だ。

合理性を追求して不要なものはそぎ落とし、モジュールに分離して運用するところは、何だか長期インデックス投資にも通じるところがある。アポロ宇宙船に変な親近感が沸いてきた。

関連記事:
・スペースシャトル「ディスカバリー号」を間近で見学した

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