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NHKで預金封鎖特集〜69年前の2月16日に実施された政策の真の理由とは?

NHKのnewswatch9で69年前に行われた預金封鎖に関する特集が組まれた。
預金封鎖は今から69年前の1946年2月16日に渋沢敬三財務大臣によって行われた政策。封鎖預金からの新円での引き出し可能な月額は世帯主で300円、世帯員は1人各100円であったとのこと(ウィキペディア)。

NHKによれば、今回、NHKは情報公開請求によって渋沢敬三財務大臣の当時の証言を入手。預金封鎖はインフレ対策のみではなく、財産税を課し、財政危機を回避することが目的だったとのこと。

ただ、カリフォルニア大学のバリー・アイケングリーン氏によると、預金封鎖には所得格差の是正という重要な目的もあり、実際に預金封鎖のターゲットにされたのは上位2〜3%の裕福層で大部分の庶民には関係ない出来事だったとのこと(Market Hack)。

政府債務が当時と同水準に達した今、当時の処方箋を研究することは重要な事だろう。

関連記事:
・預金封鎖・新円切替の抜け穴となっていた株式店頭取引

コメント
>ただ、カリフォルニア大学のバリー・アイケングリーン氏によると、預金封鎖には所得格差の是正という重要な目的もあり、実際に預金封鎖のターゲットにされたのは上位2〜3%の裕福層で大部分の庶民には関係ない出来事だったとのこと(Market Hack)。

・・・ということですが、そんな単純なお話ではないでしょう。

そもそも当時の財産税においては、25%から90%まで14段階の累進課税方式を採用しました。そして、課税対象は不動産よりも金融資産のほうが断然多かったようです。

なるほど富裕層の(1人当たりの)徴収額が大きかったわけですが、総額でいえばいわゆる中間層が最も多かったのです。一見富裕層狙いうちの税制のようですが、実際は、資産格差にかかわらない「一億総戦死」税だったわけです(http://www.mof.go.jp/pri/publication/policy_history/series/syusenkouwa.htm「昭和財政史−終戦から講和まで」第19巻など)。

翻って現在ですが、政府と日銀が一体となってインフレ課税を目論んでいるとも思われるのですが、どうもうまくいっていない。仮にこの隠れた課税措置が奏功しなければ、最期は当時の財産税のような国の徴税権が牙を剥く、というシナリオなのかもしれませんね。
  • キセン
  • 2015/02/17 10:07 PM
ご指摘ありがとうございます。リンク先の昭和財政史は開くことができませんでしたが、確かに単純に庶民には関係ないとは言えなそうですね。
  • ゆうき
  • 2015/02/17 10:13 PM
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