旅行積立はお得な資産運用商品か?

旅行積立は金利が高くメリットが大きいと言われている(オールアバウト記事参照)。確かに通常の円建て債券に比べると利回りは良い。では資産運用商品として考えた場合はどうなのだろう?
現在、販売されている旅行積立には以下のような商品がある。

旅行会社

航空会社

鉄道会社

どの旅行積立商品も円建て債券に比べると有利な利回りだ。しかも、利子部分に税金はかからない。しかし、旅行積立には以下の問題点がある。

  • 基本的に旅行関連の経費にしか使えない。かつ、旅行会社や交通手段が限定される。
  • 病気や怪我などで旅行に行くことができなくなり、入院費などの出費がかさんだときにサービス券を現金化するのにコストがかかる。
  • その会社の倒産リスクを背負うことになる。過去には、1998年に北九州の旅行会社が倒産したときに1万人が被害にあったことがある。

したがって、旅行積立を行うとしたら以下のような人に限定されるだろう。

  • 頻繁に旅行する人で、かつ旅行会社が決まっている人、交通手段が決まっている人(積立額はその人が通常払っている旅行金額内にしないと本末転倒になる)。
  • 病気や怪我などで仕事に出られなくなり、入院費などの出費がかさんでも、十分な蓄えがある人。つまり月々積立を行わないと旅行に行けない人は、そもそもこの旅行積立という商品は向いていない。

旅行積立は、資産運用商品というよりも、お得な旅行サービス券スキームと考えた方がよいかもしれない。

関連記事:
・マイルは貯めるより使う方が難しい?

コメント
はじめまして。

いつも興味深く拝見しています。
さて、これと似た商品に百貨店積み立てというのがありますよね。
これは、12ヶ月積み立てると1ヶ月分の商品券がもらえます。利率としては8%以上なんで、まあまあかと思って利用しています。
ご参考までに。
  • 緑の金魚
  • 2006/12/24 7:29 PM
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