2006.11.24 Friday
現在、厚生労働省の諮問機関である労働政策審議会では、自立的労働時間制度(日本版ホワイトカラー・エグゼンプション)の是非が検討されている。
産業界(日本経団連出身の委員)は、年収400万円以上であれば管理職でなくても1日6時間の労働時間規制を撤廃すること(つまり年収400万円以上は残業代なし)を提言。労働組合出身の委員は、更なる長時間労働・過労死を加速させる、として猛烈に反対している。
日本の平均年収は450万円。年収400万円以上の残業代がカットされるということは、多くのサラリーマンが対象になる。年収400万円以上の残業代がカットされると、約12兆円の残業代を企業が奪い取ることになる一方で、労働時間は果てしなく増加することになるだろう。
こんな制度が導入されたら、過労死が増えるだけでなく、ますます子どもを生む家庭が減るだろう。人口減少は、日本経済にとって大きなマイナス要因だ。ホワイトカラー・エグゼンプションの導入は、人口減少をさらに加速させ、財政破綻のリスクを高めるだろう。この国の産業界と小役人は、物事を中長期的に見る視点が著しく欠けていると思う。
※厚生労働省へこちらから意見を送ることが出来ます。気になる方は、意見を出してみてはいかがでしょうか?
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