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決選投票とは何か〜代表選挙に決選投票が導入されている理由

民主党代表選挙では当初5人の立候補者の間で争われたが、過半数に達する候補がいなかったとして決選投票が行われた。結果、当初2位だった野田氏が他の候補の票を集め当選した。
決選投票の意義について調べてみたところ、どうもデュヴェルジェの法則が絡んでいるようだ。デュヴェルジェの法則とは、有権者は死票を回避しようとするために候補者がM+1(当選者+1名)に収斂してしまうという法則とのこと。1950-60年代にモーリス・デュヴェルジェが唱えたが、その後、ウィリアム・ライカーやゲイリー・コックスなどがゲーム理論からの演繹を試み成功しているとのこと。

確かに、現在の小選挙区の立候補状況を見れば、この法則は良く分かる。国政選挙ではこれを補完するために比例代表制との並立となっている。民主党の代表選挙においても、もし決選投票制度がなかったら選挙前に候補者の調整が行われて、候補が2人に収斂してしまうだろう。それでは密室選挙になりかねない。改めて決選投票の意義が理解できる一幕だった。

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コメント
ご覧になったWikipediaの説明に載っているはずですが、デュヴェルジェの法則をもっと正確にしたものが、「M+1法則」です。
決選投票を導入しても、一回目の選挙の最大通過者数が2人に増えるだけです。
このため、決選投票が無い場合と同様に、一回目の選挙の前に候補者の調整が行われて、候補が2+1=3人に収斂してしまいます。
違いは、収斂する候補者数が一人増えるだけです。
これでは、密室選挙の防止にほとんど効果は無いと思います。
  • A-11
  • 2012/06/23 12:07 AM
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