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住信アセットマネジメントがSRIファンドから東電株を排除

住信アセットマネジメントが自社が運用するSRIファンドから東電株を排除・売却したと発表した。
住信アセットマネジメントのフォローアップレター(PDF)によると、東電を投資対象から排除する理由は、以下の3点とのこと:

  • 原子力発電所管理区域外への高い濃度での放射性物質の流出が現実のものとなったこと。
  • 福島第一原子力発電所の原子炉4機が冷温停止に至るまでには相当の時間を要するという見通しが強まり、放射能の大気への放出も長期にわたることが想定されること。
  • プルトニウムが原発敷地内の土壌から見つかったのは燃料棒の損傷が原因との見方を政府が示すなど、汚染被害のさらなる拡大が懸念されること。

他の運用会社が排除表明をしていない中で、今回、住信アセットマネジメントが先んじてSRIファンドから東電を除外したことを発表したこと自体はとてもすばらしい。そういう意味では、あまりネガティブなことは書きたくないのだが、上記の理由だと、事故発生から3週間経って発表した理由に乏しい。事故による汚染が長期化・深刻化することは事故1週間の段階で十分予測できたことだ。

また、SRIファンドとしては、そもそも環境や社会のリスクを厳しく分析することを売りに、投資家から割高の信託報酬を取っているわけだから、本来、東電のような高リスクで、ガバナンス上問題のある銘柄は、事故が起こる前から見抜いて排除するべきであった。このレターでは、スクリーニングが十分できておらず顧客の資産を減らしたことへの反省が見えないのは残念だ。

関連記事:
・社会的責任投資(SRI)ファンドは本当にエコなのか?

コメント
>>東電のような高リスクで、ガバナンス上問題のある銘柄は、事故が起こる前から見抜いて排除するべきであった。

これは、さすがに結果論でしょう。
そういう論法は、無理がありますよ。
各種SRIファンドが東電株を組み入れることに、異論を述べていた人なんて誰かいましたか?。
  • もう一度
  • 2011/04/09 8:47 AM
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