記事によると、疑問点としてあげられているのは以下の4点:
非常に興味深い指摘だ。各疑問点に対する私のコメントは以下の通り:
関連記事:
・投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2010の投票受付がスタート
- ある個人にとってのベストが全体にとってのベストとは限らない。
- 日本で購入できる投信に限定されている。
- 高いポイントを稼ぐのは持ち点の5ポイントを一つの投資信託に集中投票する人がたくさんいる(熱心なファンのいる)投資信託であるが、投信はセットで持つもの。
- 投資信託に順位を付けると、第1位になった投資信託に投資すればいいというような誤解を招きそう。
非常に興味深い指摘だ。各疑問点に対する私のコメントは以下の通り:
- 確かにインデックスファンドで持つかETFで持つか、国内株式と先進国株式をそれぞれの商品で持つか、全世界株式インデックスを持って国内株式を補完するか、といったスタイルの違いはあると思う。ただスタイル別にランキングするには絶対数が少なすぎるのも課題。
- これは、現在では個人が長期投資に必要な基本的なファンドやETFは、すでに日本の証券会社で購入可能になっており、運営側の手間を増やしてまで海外商品を対象にするメリットが低いと思う。
- 確かに5ポイントを自由に配分できる現在のルールでは、こういった熱狂的な配点を回避できないことは確か。ただ、一方で熱狂的な配点が企画としての面白さ(大手メディアへの掲載可能性)を作り出していると思う。「投信はセットで持つもの」というメッセージをいかに同時に発信していくかが大切なのではないかと思う。
- おっしゃる通りそういう誤解は生まれる可能性はあると思う。そういう誤解を招かないようメッセージを出していくことも必要かと思う。そもそも、この企画の意義としては、低価格で良心的な投信やETFを盛り上げることによって全体の底上げを図ること、その中で微妙な違い(例えば今年は信託報酬の値下げが評価を受けたように)に順位を付けることで、業界関係者の努力を称えることにあるのではないだろうか。
関連記事:
・投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2010の投票受付がスタート
- 2011.01.12 Wednesday
- カテゴリ:投資信託
- comments(1)