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投資は社会変革を拒むのか?



伊勢崎賢治著「国際貢献のウソ」を読んだ。著者は長年、国際NGOに身を置きシエラレオネ、東チモール、アフガニスタンで武装解除を指揮してきた人物。本書の中で特に印象に残ったのはシエラレオネについて語った以下の部分:

国の運営がちゃんとしていれば公共サービスをタダにできるほど資源は豊富なのに、政府が腐敗しきっているために、国策の破綻のつけを貧困層が払わされているのです。

こういう状況に必要なのは国際援助でなく「革命」かもしれません。事実、シエラレオネでは、僕の任期中に、腐敗しきった一党独裁政権を倒すことをスローガンに革命ゲリラ軍が蜂起しました。しかし、革命成就とはならず、内戦に突入。内戦は十年続き、推定五十万人の市民を犠牲にしました。国際NGOが築き上げて来たものを含めてすべてが破壊しつくされ、国は焦土と化したのです。

今、僕は思います。国際NGOとしての僕らが、国のあり方に対してもっと大きな視点で行動していたら、政府とねんごろであった自分たちの存在に少しでも自己批判する力があったら、と。そうすることによって多少の支障が「営業」に出ても、あの時もう少しの勇気があったら、あの内戦を防ぐことができたのではないか。ナイーブかもしれませんが、本当にそう思います。

こういう視点はとても大切だと思う。投資にも似たようなところがあって、投資家は革命はリスクと捉えており、避けなければいけないものだと思っているところがある。しかし、何がその国にとって本当に必要なのか、考えさせられる話ではある。

関連記事:
・内戦の発生率が高い国とは?


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