<< アメリカの政治系・報道系ブログ事情が満載 | main | S&P三菱系企業群上場投信は日本の閉鎖性・非合理性の象徴か? >>
年金運用10兆円損失に対する批判は妥当か?
公的年金積立金の2008年度の市場運用実績が過去最悪の10兆円の損失となったとのこと(読売新聞)。
読売新聞は「今後の年金制度のあり方にも影を落としそうだ」とコメント。「大西 宏のマーケティング・エッセンス」の大西氏も「根本的に制度設計をやりなおさないと、年金制度がもたないですね」というコメントを書いている。

しかし、年金積立金管理運用独立行政法人の年金運用は「6割超が国内債券、2割が国内・外国株式、残る1割が外国債券」というかなりリスクを抑えた運用だ。だからこそ、今回の金融危機でもマイナス10%程度で済んでいる。

年金運用は現代ポートフォリオ理論に基づいて厳格に運用されている。にもかかわらず、株価が上昇しているときは「リターンが低い」と批判され、株価が下がると「損失を出すのはいかん」と批判されるのでは、現場の運用担当者は気の毒だ。

制度に対する不信感を唱える前に、まずはその制度を深く理解するべきだろう。私は現在の年金運用方法は理論的に妥当だし、今回の損失は「残念だが、回避不可能なこと」だと思う。

関連記事:
・過去最悪の年金運用損で危惧すべきこと
| 保険・年金 | comments(8) | trackbacks(1) |
このページをブックマーク
スポンサードリンク
この記事へのコメント
こんにちわ。まったく同意見ですね。
年金システムや運用機関の枠組み等々の問題点は置いておいて単純に「運用リターン」という点においてはマイナスが出るのは当然でしょうね。でない方がおかしい。
市場が上向きの時のプラスリターンには騒がず、マイナスが出た時だけ騒ぐのは呆れます。
リンク先の人はアセットアロケーションも知らないで騒いでるんでしょうね。
| san | 2009/06/28 10:53 AM |
まったくの同感です。
金融危機の前に下手にいじっていたら、損失40%! などという事態も考えられたでしょう。
今後数年についても、外貨建てのリスクが高い以上、外国株式はともかく、むしろ外債は減らしてもいいくらいだと思います。
残っている選択肢としては、金(ゴールド)しかも円建てくらいではないかと。
| 鷹司堂後(http://dohgo.blog22.fc2.com/blog-entry-74.html) | 2009/06/28 6:45 PM |
批判は当然です!^^
市井の相場師なら、負けたら食えません。
利が出ないなら、指弾されて当然です。

運用は何も買いだけではありません。
市場が予想しない変動したから仕方がないのではありません。
低迷する予想をするのがプロです。
プロなら、下げ相場で儲けきれます。

甘いなぁ〜、ブログの主も年金運用担当者もwww

ポートフォリオ理論www
そんなもんで相場を張っているとは、お粗末、お粗末ww
損して、当然ですね。
同情の余地なしww

BY、市井の相場師どした^^
| 半次郎 | 2009/06/28 7:13 PM |
こんにちは、いつも楽しく拝見しています。

年金は空売りできないだろうし、現物売りも運用資金が巨額だからやりにくくて損失が出るのもしょうがないと思います。

ただ、想定利回り4.1%は全体の2割が株式では無理だと思います。
| でぃ | 2009/06/28 8:39 PM |
『低迷する予想をするのがプロです。プロなら、下げ相場で儲けきれます。甘いなぁ〜、ブログの主も年金運用担当者もwww』だって。かっこいい〜(笑)
| 全次郎 | 2009/06/28 8:57 PM |
そもそも年金運用で 相場の上げ下げに一喜一憂することに違和感を覚えます

運用担当者的には 正規のプロセス(説明責任+上部機関の承認←だから資料も公開されている)に則って決まったポートフォリオなのに 後から運用成績だけみて文句を言われるてもなーというところでしょう(注文をつけるなら承認するときにつけるべきですが 闇雲にリターンを求めれてもリスクが増えるだけですし 市場にただ飯無しw)

また 説明+承認という手順に時間を掛けるため 市場環境の変化に即応するような機動的な運用はどうしても難しいと思います
一応 機動的な運用も視野に入れて幾分かはアクティブ運用も行っていると思いますが それとて実際の運用については委託先の運用会社のマネージャの腕次第でしょうし そのマネージャとて今回の危機で良好なパフォーマンスを上げるのは至難の事でしょうし

ちなみにリスク分散と委託先間のリターン競争のためアクティブ運用の委託先を増やすと 結果としてパッシブ運用に近づくき かつそれぞれの委託先でバラバラに売買を行うため不要な売買が増えコスト分だけパッシブ運用に負けるという皮肉なことが起きます

以上 思いつくまま書き綴ってみました
(長文失礼しました)
| hino | 2009/06/28 9:05 PM |
兆単位で運用「しつづけなければ」いけない立場で、
今回の金融危機のような状況でキャッシュポジションがとれるわけがないですしね。

そのあたりを知らない自称金融通なら、
下げ相場でも勝てる!と批判するのでしょうけど。
| かぼちゃ | 2009/06/28 9:48 PM |
ポートフォリオ理論も知らずに書き込みをしている人がいるとは驚きでした。しかも理論も知らずに自称相場師とは小学生が読むマンガの世界のようです。
| 通りすがり | 2009/06/29 1:50 AM |
この記事にコメントする






コメント欄の更新状況をRSSで通知する
この記事のトラックバックURL
http://fund.jugem.jp/trackback/1145
この記事のトラックバック一覧
たった10兆円の損失で騒ぐ人
年金運用10兆円損失に対する批判は妥当か? | ホンネの資産運用セミナー経由で大西 宏のマーケティング・エッセンス:年金運用赤字10兆円を超す - livedoor Blog(ブログ)にて、公的年金が10兆円の損失を出したことに騒いでいる。しかもとても面白い提言もしている。
| DLAREME | 2009/07/02 9:32 PM |
メインメニュー
スポンサードリンク
カテゴリ
最近のコメント
新着記事をメールで通知
フィードメーター - ホンネの資産運用セミナー